大洞
昭和45年まで赤城神社が鎮座しておりました。
大洞の地名の由来は、大同元年(806年)に、神庫岳(地蔵岳)より御遷座されたことに因み、こう呼ばれるようになりました。
    
御神水
 頂に位置する、大沼・小沼の湖も赤城山と共に、赤城神社の御神体として信仰されて来ました。
両湖の水は関東平野に流れ、生命を護り育んできました。
その源である、湧水は「御神水」と呼ばれ、一掬千金(いっきくせんきん)の水とされ、朝廷・幕府に献上されておりました。
江戸時代、幕府は、この水を護るため、赤城神社周辺には、厠等の不浄の物を建てることを認めず、「御神水」を保護したのです。
 5月8日(旧暦卯月八日)の、「山開き祭・例大祭」には、この水を持ち帰り、各村の田の口に注ぎ、豊作を祈願しております。
小鳥ヶ島・赤城神社境内
「神道集」「上野國勢多郡鎮守赤城大明神事」に、 赤城姫と淵名姫が赤城大明神の元に昇られ、二人を乗せた鴨が「神様の御威徳を現し、人々を幸福に導くために、この地に留まり島となった。」と云う、伝説の地「小鳥ヶ島」。
かつては厳島神社も祀られ、竜宮城とも呼ばれており、大洞の弁天宮脇から、船で渡り参拝していました。
昭和45年に赤城神社が御遷座され、現在は神橋を歩いて渡り、御参拝いただけます。
幸福の御利益を享けに、伝説の地へと、お運びください。

赤城神社と上野國の神々「神道集」
http://akagijinja.jp/densetu/sintousyu.html



赤城山 四季の見どころ


【 水芭蕉 】
   4月末頃

【 やしおつつじ 】
   5月初旬

【 れんげつつじ 】
   6月初旬

【 ニッコウキスゲ 】
   7月中〜下旬

【 紅葉 】
   10月中旬

【 樹氷 】
   12月初旬

【 大沼結氷 】
   1月初旬〜3月中旬



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